地域の歴史

今回のレッスンでの長野滞在中、(サックス・音楽とは全く無関係の)興味深い本に出会いました。

篠ノ井の史跡・名所巡りガイドブック(篠ノ井歴史の会編/篠ノ井地区住民自治協議会)

Huitがあるのは長野市川中島町ですが、同じ長野市内で川中島町のすぐ南側が長野市篠ノ井です。長野オリンピックの開会式・閉会式場にもなった長野オリンピックスタジアムもあるところ。

そんな篠ノ井ですが、たしかに街中には何かの石碑があったり、古い街並みや歴史がありそうなものが視界の隅に入ることがありました。私も古くて歴史あるものが好きですが、しかしこれまでは視界の隅すぎてスルーすることがほとんど。

さて、そんな街の史跡を文字通り網羅した本が出たとのこと。A5版で140ページ以上の盛りだくさんの内容です。これが長野市全体ではなく市内の一つの地域の史跡・名所だけをまとめてのボリュームなのが驚きです。

加えて、とってもローカルな本ながら、読みやすい綺麗な作りとレイアウト。さらにガイドブックによくある広告などもなく、その140ページ余りに情報がぎっしり。本の制作に携わった方々の気概も感じます。1200円(税別)、地元書店等で取り扱っているとのこと。

千曲川の流れが長野盆地に出て自然堤防が築かれ、古代から要衝として発展してきた篠ノ井地区。千曲川の対岸の千曲市屋代には、歴史の教科書にも写真が載ることがある森将軍塚古墳もあります。篠ノ井も、その森将軍塚古墳と関係が深いとされる前方後円墳の川柳将軍塚古墳(全長約93m)や姫塚古墳(全長約31m)に始まり、武田信玄と上杉謙信の川中島の戦い(布施の戦い)の舞台にもなるなど、古代・中世・近代と、歴史を伝える遺物が多数ある地域です。いずれこのガイドブック片手に街を歩きたい!

という、私の趣味のお話です。

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