先日、長野県ゆかりのプロ奏者によるオーケストラensembleNOVAさんに、ソプラノサクソフォンのエキストラで参加させていただいたことを、このブログでも書きました。演奏した曲はフランスの作曲家、モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel, 1875-1937)が作曲した《ボレロ》。通常、オーケストラに定席の無いサクソフォンにとって、ソプラノサクソフォンとテナーサクソフォンがオーケストラに加わるこの《ボレロ》は、とっても大切な曲です。
さて今回は、その私たちにとって大切な《ボレロ》における、サクソフォンの興味深いお話を紹介したいと思います。
楽譜と実際の演奏が違う、サクソフォンパート
この《ボレロ》のサクソフォンパート、通常はソプラノとテナーそれぞれ1人ずつ、計2人で演奏されますが、実は楽譜に書かれている楽器は違います。出版されている楽譜上では、サクソフォンは2人体制で演奏するのは同じなものの、実は1人がF管のソプラニーノサクソフォン、もう1人がソプラノ&テナーサクソフォン(持ち替え)で書かれているのです!
なぜ、楽譜上と実際の演奏が異なるのでしょうか?その理由を紐解くには、この曲が初演された1928年に遡ります。
1928年11月22日にパリ・オペラ座で行われた《ボレロ》の初演は、作曲家立ち合いのもと行われました。サクソフォンパートは、サクソフォンの神様と呼ばれるマルセル・ミュール(Marcel Mule)と、ギャルド・レピュブリケーヌでミュールの同僚だったレオンス・プリアム(Léonce Priam)の2人。マルセル・ミュールは、その初演の時から楽譜で指定されたソプラニーノサクソフォンを使わず、ソプラノサクソフォンで演奏しています。その時について語るミュールの映像があります。
この映像の6:19あたりから、ミュールは次のように語っています。
(インタビュアー)ボレロの初演について覚えていらっしゃいますか?
(ミュール)1928年、1929年…
私はヴィブラートをかけてラヴェル作曲の《ボレロ》を演奏しました。
何があったのか教えてください。ラヴェルはF管ソプラニーノサクソフォンで書いています。
ラヴェルは話しかけにくい相手でした。彼はかなり無口だったのです。私たちは多くは話せませんでした。
彼が来たとき、彼は何も言わなかったんです。私たちは尋ねておくべきでした!私がスコアを見た時、サクソフォンは3本で、F管ソプラニーノが含まれていた理由をね!
(F管ソプラニーノは)存在しない…
私は見たことがありません。でも、中央ヨーロッパにはF管の楽器は存在しました。作曲家の名前は忘れてしまったけれど、F管のアルトサクソフォンが加わった小品を私は演奏したことを覚えています。
言い換えれば、彼はホルンのようなF管のサクソフォンを見たんですね。彼はF管ソプラニーノに主題のメロディーを担わせました。しかし、完全な主題ではありません…出来なかったのです。低音の音域が足りなかったのです!なので、彼はB♭管のソプラノサクソフォンを加えました。(しかしソプラノサクソフォンだけで)完全な主題が演奏できるので、私はE♭管もF管もソプラニーノを演奏していません。オペラ座での初演では、私は常にソプラノサクソフォンで演奏し、誰も何も指摘しませんでした。
ラヴェルも?
ラヴェルでさえも!彼は(F管ソプラニーノサクソフォンを使うという)ミスをしたのだと思います。けれど、彼がそのミスをしたというのなら奇妙です。それをミスだと誰も伝えられなかったのでしょう、彼が管弦楽法に長けた作曲家となってから。
それでいて、彼は他の楽器のようにはサクソフォンを扱うことが出来ませんでした。彼はサクソフォンを使うことに慣れていなかったのです。それで、ソプラノサクソフォンで演奏するのが論理的で…彼は何も言わなかったのです。
トロンボーンのソロがトランペットから始まって、トロンボーンの低い音に繋がるなんて、想像できないでしょう!そんなはずがないのです!
このように、ミュールは《ボレロ》でF管ソプラニーノサクソフォンが使われている理由を、ラヴェルがサクソフォンをあまり使い慣れていなかった故のミスである、と推察しています。実際に、F管のサクソフォンは、サクソフォンがアドルフ・サックスによって発明された19世紀半ばには存在こそしていましたが、20世紀に入ると、ほぼ全てのサクソフォンがE♭管とB♭管となり、一部にC管の楽器が残っているのみ、という状況でした。さらに、ラヴェルがサクソフォンを用いた楽曲は、この《ボレロ》の他には、ラヴェルがオーケストラ編曲をしたムソルグスキーの《展覧会の絵》の古城のアルトサクソフォンのソロのみ。ラヴェルにとって、サクソフォンは日常的に使っている楽器ではなかったのです。
実は私も、似たような経験があります。とある著名な作曲家のオーケストラでの初演作品に、サクソフォンのエキストラで乗った時のこと。楽譜上はソプラニーノからバリトンまで5本のサクソフォンを1人で持ち替える現代作品でしたが、音域的に(ラヴェルの《ボレロ》と同様に)ソプラニーノのパートはソプラノのみで演奏可能だったため、ソプラニーノを省いてソプラノで演奏することを提案・採用してもらったことがありました。音色も、作曲家がソプラニーノに求めていた音が、相談した結果、実はソプラノの方が再現しやすそうだったりと、ソプラニーノのように滅多に使われない楽器だと、こうしたことがしばしば起こるのです。
ラヴェルが求めた音とは?
《ボレロ》の初演で演奏したミュールは、彼自身についての伝記、ユージン・ルソー著『Marcel Mule:His Life & the Saxophone』の中でも、《ボレロ》の初演について、次のように述べています(筆者による訳)。
では、ミュールが言う「特別な音色」とは何だったのか…それを推測する説があります。
音楽評論家でトロンボーン奏者でもあった故・佐伯茂樹氏が著書『名曲の「常識」「非常識」オーケストラの中の管楽器考現学』の中で、《ボレロ》がスペインの舞曲であることを踏まえて次のような推論を述べています。
実は、スペインのカタロニア地方には「コブラ」というバンドがあり、そこで活躍する楽器に「ティープレ」と「テノーラ」という、昔ながらのショームに近代的なキーシステムをつけた楽器がある。
佐伯茂樹『名曲の「常識」「非常識」オーケストラの中の管楽器考現学』東京、音楽之友社、2002年
この二つの木管楽器は、外観から音色までサクソフォンとにたところが多く、短い方のティープレはF管でソプラニーノ・サックスとピッコロ・トランペットを合わせたような音色、金属製のベルを持つ長い方のテノーラはB♭管で情熱的なコール・アングレといった感じの音色をもっているのだ!
ここで触れられているコブラというのは、サルダナというカタロニア地方で円になって踊る民族舞踊の伴奏をするためのバンドの音楽です。次の動画はそのコブラの音楽で、ティープレ(Tible、カタロニア語で「ソプラノ」の意味)とテノーラ(Tenora、カタロニア語で「テノール」の意味)も演奏されています。
ダブルリードのティープレ、テノーラのサウンドが強烈に響いていることが分かります。
ラヴェルはフランスの作曲家ですが、彼の出身地はフランスとスペインとの国境に近いバスク地方のシブールという街。ラヴェルが生まれて3ヶ月で一家はパリに移り住みましたが、ラヴェルの母親がバスク人だったこともあり、ラヴェルとバスク地方の結びつきは強かったと言われます。そして、このコブラの民族音楽が受け継がれるカタロニアも、バスク地方同様、フランスとスペインの国境に接しています。
また、バレエ音楽、スペインの踊りとして作曲された《ボレロ》。このティープレやテノーラの音は、今の私たちが演奏する《ボレロ》の音とはかなりかけ離れていますが、もしもラヴェルがこうした音を曲の中でイメージしていたのだとしたら面白いことです。
ソプラニーノサクソフォンを用いた演奏
では、実際に《ボレロ》にソプラニーノサクソフォンが用いられることはないのか…と言うと、そうした試みはすでに何度か行われています。
この動画はジョルジュ・プレートル指揮、イタリア・トリノのRAI国立交響楽団の演奏。ここで用いられているソプラニーノサクソフォンはF管ではなく、ソプラニーノサクソフォンとして一般的なE♭管ですが、ミュールが最初のリハーサルで3人のサクソフォン奏者を求められた時と同様、ソプラニーノ、ソプラノ、テナーの3人の奏者が演奏しています。ラヴェルが求めたかもしれないスペイン的な音と、ミュールが指摘した主題が二つの楽器に分割されるデメリット。皆さんはどう感じるでしょうか?
ボレロの様々な楽譜の版
ボレロの楽譜で、もっとも目にすることの多い楽譜は、フランスの出版社、デュランの楽譜です。しかし、この曲には自筆譜をはじめ、いくつかの比較できるオーケストラの楽譜が存在しています。
自筆譜
フルオーケストラスコア(1ere Esquisse)…Bolero, orchestreという手書きのタイトルの横に、消しゴムで消されているものの、ラヴェル自身が書いたと思われる”1ere Esquisse”(=1st Sketch)という記述が見られ、小節線と一部の記譜を除き、大部分を鉛筆で書いている。フランス国立図書館(BnF)が所蔵しており、「Gallica」でオンラインで見ることができます。
フルオーケストラスコア(1928年バレエ初演版)…1928年のバレエで初演された際の楽譜。自筆譜ですが実際に初演で使われた楽譜のため、”1ere Esquisse”の自筆譜と異なり、ほとんどがインクで書かれた、完成された楽譜です。ただし、音価やリズム、アーティキュレーションなど、この後に出版される出版譜(1930年に行われたコンサート版の初演を含む)と相違する箇所も多く見られます。ニューヨークのモルガン・ライブラリーが所蔵。
出版譜
Durand(デュラン版)…1929年出版(29年〜35年の中で、3つの版に分けられ、版によって一部記譜が修正されている部分がある)。ラヴェル自身が、1928年のバレエでの初演後、出版譜への修正をおこなっていると考えられる。現代でも最も使用されている版。
Eulenburg(オイレンブルク版)(Arbie Orenstein校訂)…1994年出版。
Breitkopf Urtext(ブライトコプフ 原典版)(J.-F. Monnard校訂)…2008年出版。
ラヴェル・エディション(XXI Music Publishing ASBL版)…2018年出版。1929年コンサート版の改訂楽譜と、1928バレエ版の楽譜を収録。
これらの楽譜を見比べると、1928年のバレエでの初演時点での楽譜と、1929年のコンサートでの演奏(出版譜)との間に、サクソフォンパートはもちろん、全体的に音価やリズム、アーティキュレーションに修正が加えられていることが読み取れます。
特に、2018年に出版されたラヴェルエディションの楽譜では、自筆譜と出版譜のデュラン版、オイレンブルク版、さらにピアノ版の各楽譜を踏まえた批判校訂が行われていて、非常に読み応えがあります。
サクソフォンをめぐる、ラヴェルの迷走?
さて、ラヴェルはもともと、《ボレロ》のサクソフォンパートにはソプラニーノサクソフォンのパート1つと、テナーサクソフォン(一部ソプラノ持ち替え)のパート1つを指定し、それを初演者であるマルセル・ミュールの判断でソプラノサクソフォンとテナーサクソフォンで演奏されるようになった、という経緯と背景を紹介してきました。
実際に、楽譜上は1928年のバレエ初演版のラヴェルの自筆譜から1929年のデュラン版の出版譜、それに続くオイレンブルク版、ブライトコプフ版も、ソプラニーノのパート1つと、テナー(一部ソプラノ持ち替え)のパート1つ、という形を踏襲しています。2018年に出版されたラヴェルエディションでは、1929年の初演時の楽譜の校訂版として、ここまでの経緯を踏まえて楽器指定にソプラニーノが含まれず、最初からソプラノとテナーの各パート、という形で楽譜上も表記されています。
しかし、ラヴェルが1928年のバレエ初演版の自筆譜を書く前にもう一つの楽譜があることを先ほど紹介しました。”1ere Esquisse”(=1st Sketch)という記述が見られる、もう一つの(そしておそらくラヴェルが最初に書いた)自筆譜です。そこでのサクソフォンのソロを見てみましょう。
最初のテナーサクソフォンの記譜はその後の楽譜と同じなのですが、出版譜でF管ソプラニーノサクソフォンのソロが始まる箇所が、”1ere Esquisse”の自筆譜だと、Sax.sop.の楽器名で、テナーサクソフォン同様♯2つのin B♭での記譜になっています。このことからラヴェルは当初は、テナーサクソフォンに続くソロを(F管ソプラニーノではなく)通常のB♭管ソプラノサクソフォンに担わせようとしていた可能性が浮かび上がります。
その後ラヴェルは、Sax.sop.をin B♭のままソロを最後まで書いた後、最後3小節半をわざわざ消して、テナーサクソフォンの段に続きのメロディーを書いています。この部分は、仮にF管ソプラニーノサクソフォンで演奏した場合、低音の音域が足りなくなる場所なので、この変更は後々、F管ソプラニーノに演奏させるための変更かもしれません。ただし、この自筆譜通りにテナーサクソフォンで引き継ぐと音域がオクターブ低くなるため、楽器を引き継いだ後に音域を合わせるには、ソプラノサクソフォンで演奏する必要があります。この部分は、1928年バレエ初演版自筆譜と出版譜では、テナーサクソフォン奏者がソプラノサクソフォンで吹く指定に改められています。
ここで興味深いのが、1928年のバレエ版初演の楽譜(自筆譜)から現在の出版譜(ラヴェルエディションを除く)上でソプラノサクソフォンが指定されているのは、このソプラニーノサクソフォンからソロを引き継いだ後の4小節間のみなのです。一方で、”1ere Esquisse”の自筆譜上でソプラノサクソフォンが指定されているのは、このソロの前半〜中間部分(テナーサクソフォン奏者の吹くソプラノサクソフォンにソロを引き継ぐ箇所まで、すなわち練習番号7の3小節目から練習番号8の4小節前)のみ。“1ere Esquisse”の自筆譜とバレエ初演の自筆譜とそれ以降の出版譜で、ソプラノサクソフォンの指定箇所が異なるのです。
また、Sax.sop.からテナーサクソフォンの段にソロが引き継がれる直前にも、テナーサクソフォンに音符を書いた後、削除した跡が見えます。さらには、1928年バレエ初演版の自筆譜においても、同じ箇所のサクソフォンに、書いたり消したりした跡を見ることができます。
この楽譜も”1ere Esquisse”の自筆譜の、練習番号13の4小節前からのサクソフォンパート。ここでは最初のソロの部分のin B♭の記譜とSax.sop.の記載と異なり、楽器名はSax.sopranino(ソプラニーノサクソフォン)となり、調号からin Fで書かれていることが調号から読み取れます。ここから先は、サクソフォンの二段譜の上段は全てin Fの記譜、楽器名もSax.s.nino、Sax.sopninoと、ソプラ”ニーノ”であることが明確に分かる記載になります。
練習番号16の8小節前からの楽譜。出版譜ではテナーに引き継がれているところが、”1ere Esquisse”の自筆譜では一度テナーにメロディーを書いた後に消されています。なお、バレエ初演版自筆譜や出版譜も楽譜通りに吹くと、ソプラニーノからテナーに引き継がれる部分で突然1オクターブ低くなるため、不自然さがある箇所です(実際の演奏では、通常はソプラノ1本で演奏する場合と、半ば楽譜通りにソプラノからテナーに引き継ぐ場合があります。なお、最も新しい校訂譜であるラヴェルエディションでは、ソプラノ1本で演奏する指示となっています)。
また、楽譜上段、ソプラニーノは1928年バレエ版自筆譜と出版譜ではメロディーをテナーに引き渡した後は全休符となっていますが、自筆譜では四分休符と四分音符のリズムが書かれています。
結び
このように自筆譜と各版の出版譜を見比べながら考えると、出版譜から浮かんでくる疑問以上に、ラヴェルがサクソフォンをどのように扱おうとしていたのか、様々な視点と可能性が見えてきます。”1ere Esquisse”、1928年バレエ初演版の自筆譜、そして出版譜の各版で見られる変更点からも、オーケストラの魔術師ラヴェルを、サクソフォンという楽器が悩ませたことを想像させてくれます。
このことは、マルセル・ミュールも語っている、F管ソプラニーノの使用はサクソフォンの用法のミスだったのではという可能性を補強してくれるようにも思います。
一方で、ミュールが「最初のリハーサルの電話で、3人のサクソフォン奏者を頼まれた」と語っているように、ラヴェルがこの曲にサクソフォンを用いたのは、委嘱者(イダ・ルビンシュタイン)によるものではなく、自発的なものだったのだろうと想像できます。ラヴェル編曲のムソルグスキー《展覧会の絵》ではアルトサクソフォンを、そして《ボレロ》ではソプラニーノ、ソプラノ、テナーサクソフォンを指定したラヴェル。さらに、1928年のバレエ初演の時点で、マルセル・ミュールがソプラニーノサクソフォンのパートは不要で、ソプラノサクソフォンで演奏可能であることを示したのにもかかわらず、1929年の出版譜での自筆譜からの多くの修正の中で、サクソフォンの用法の修正はおこないませんでした。
果たして、ラヴェルは意図的にF管ソプラニーノのパートを遺したのか、それとも特にラヴェルとミュールの間でコメントを交わさなかったがための単純なミスなのか…彼のサクソフォン観はどのようなものだったのか、想像は尽きません。
〈参考文献〉
佐伯茂樹 著『名曲の「常識」「非常識」オーケストラの中の管楽器考現学』東京、音楽之友社、2002年
アービー・オレンシュタイン 著、井上さつき 訳『ラヴェル 生涯と作品』東京、音楽之友社、2006
Rousseau, Eugene. Marcel Mule:His Life & the Saxophone, Minnesota, Jeanné,Inc., 2012
Ravel, Maurice. Bolero, Paris, Durand & Cie, 1929
Ravel, Maurice. Bolero for Orchestra, London, Ernst Eulenburg Ltd, 1994
Ravel, Maurice. Bolero, Wiesbaden, Breitkopf & Härtel, 2008
Ravel, Maurice. Bolero: Ballet ver. 1928. Ballet; Concert ver. 1929(Ravel Edition vol.1), Linkebeek, XXI Music Publishing ASBL, 2008
Ravel, Maurice. Bolero Orchestre (manuscrit autographe),
(https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b550064294/ 2022年5月2日閲覧)
AdolphesaxTV.(18.10.2010). Marcel Mule Interview. (Extract from Vandoren Video). YouTube. Retrieved from https://www.youtube.com/watch?v=As-Vy7zdqGE
Josep Mª Torrent.(4.6.2013). La sardana de les bruixes. YouTube. Retrieved from https://www.youtube.com/watch?v=GUtH8rYbAEA
Roberto Mastrosimone.(30.3.2011). Ravel: Boléro – Georges Prêtre. YouTube. Retrieved from https://www.youtube.com/watch?v=V9SFKV_hzZk
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