昨年末、私の友人でベルギー在住の作曲家、山本哲也くんから、名曲《見上げてごらん夜の星を》のサックス二重奏に編曲した楽譜をいただきました。編曲年は2011年。私も山本くんも、まだ音楽大学の学生だった頃の編曲の楽譜です。
そのいただいた楽譜を音にしてみると、非常に素敵な編曲でした。なので、分身の術を使って録音してみました。よろしければぜひ、ご視聴ください。
と、ポピュラー音楽の素晴らしい編曲で名前を紹介してしまった山本哲也くんですが、本職というべき分野は現代音楽。私にとっては高校生の頃から15年以上の友人なので「くん」付けをしてしまっていますが、日本の若手世代を代表する作曲家の1人です。
国内外の様々な作曲コンクールで優勝・入賞を果たしており、現音作曲新人賞(2010)、イル=ド=フランス国立管弦楽団主催の作曲コンクール「Île de créations 2018」優勝(2018)、第14回オルレアン国際ピアノコンクール/A.シュヴィロン=Y.ボノー作曲賞(2020)、”Music Future Vol.9″若手作曲家コンクール(主催:久石譲)優勝(2022)等々、両手両足の指の数では収まらない輝かしい入賞歴を持っていらっしゃいます。近年は指揮者としての活動もスタートさせています。
そんな山本くんとは、2020年にコロナ禍の中のプロジェクトなどで、以下の作品・演奏をYouTube上で公開しています。
バリトンサックス四重奏《チャラサックス》(東京都芸術文化活動支援事業『アートにエールを!東京プロジェクト』採択作品)
《薄明のピトレスク》(長野県のアーティスト支援事業『長野県頑張るアーティスト支援事業(長野県文化振興基金事業)』採択作品)
《薄明のピトレスク》舞台初演(由井平太サクソフォンリサイタル/2021年)
サクソフォン四重奏曲《ポイント・カウンターポイント・カウンター》(由井平太による委嘱・初演/2017年)
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