【終了しました】クラリネット&サクソフォーン デュオ・リサイタル

3月13日(日)、東京都八王子市で、「川合大地 × 由井平太 クラリネット&サクソフォーン デュオ リサイタル(レッスンスタジオ&音楽サロンHuit協力公演)が終了しました。長野市出身で八王子市在住のクラリネット奏者、川合大地くんと共に、同じ木管楽器・シングルリードの楽器ながら、意外と室内楽編成で共演の機会の無いサクソフォーンとクラリネットが奏でる音楽をお聴きいただきました。

ピアニストには、長野市出身の今井麻耶さんにご共演いただき、今井さんの素敵なピアノに導かれながら、サクソフォーンのために書かれた楽曲、クラリネットのために書かれた楽曲、さらに今回のための委嘱作品まで、さまざまな楽曲をクラリネットとサクソフォーンでお楽しみいただく、盛りだくさんの内容でした。

ソロでは、私が以前からずっと演奏したかったプーランクのクラリネットソナタに挑戦。クラリネット奏者の前でクラリネットの曲をソプラノサックスで吹くという暴挙(⁉︎)でしたが、フランスのエスプリ溢れるプーランクの音楽に、サクソフォーンが合わないはずがありません。私も楽しく演奏ができ、ご好評をいただきました。

今回の公演では、これまでに私もいくつかの曲を委嘱・初演させていただいている作曲家の山本哲也さんに、クラリネットとサクソフォンのための新曲も委嘱しました。
Clarinetの略記『Cl.』とAlto Saxophoneの略記『A.Sax』の文字をアナグラムにして(xは省略)名付けられたという《Scala》というタイトルの新曲は、微分音を用いながら疾走感のある音楽は非常に難しい作品となりました。初演を終えましたが、まだまだ磨いて、2回目・3回目と再演していきたいと思います。

アンコールでは、八王子在住の作曲家、大野理津さんが今回の編成と同じクラリネット・サクソフォーン・ピアノのために編曲された《ガーシュウィン・セレクション》を提供いただき、演奏しました。素敵な編曲とガーシュウィンの華やかな音楽に、会場が暖かな空気に包まれました。

私もソプラノ・アルト・バリトンの3本のサックスを持ち替えながら、あっという間の2時間でした。ご来場くださった皆様、お世話になった方々、ありがとうございました!

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