楽器選定

この土日はHuitでのレッスンでした。昨年の1回目の緊急事態宣言を受けて、レッスンを中断したのがちょうど1年前の4月。昨秋からは新型コロナウイルスの検査をして陰性を確認した上での長野入り・レッスンという形で、感染予防も行いつつ月1〜2回のレッスンを継続しています。▶︎Huitと講師の感染予防対策についてはこちらから

さて、そんな今回のレッスンでは私の生徒が購入するアルトサックスの楽器選定も行いました。長野市の浅井管楽器工房さんにて、セルマー・ヤマハ・ヤナギサワの上位機種、計10本を丹念に試奏。管楽器は製造時の楽器の個性・品質のバラつきが少なくないので、購入時の試奏・選定がとても大切なのです。
もっとも、浅井管楽器工房さんで扱っている新品の楽器のほとんどは、メーカーでの選定をすでに経ている選定品。なので浅井管楽器工房さんの場合、実を言えばお店でわざわざ選定しなくても、基本的には間違いのない楽器を手にできます。これは特にまだ楽器の良し悪しが分からない初心者や、自分の楽器を購入するのが初めての人にはとてもありがたく、安心です。

そんな全てが良い楽器という中で、今回私が担う役割は、良い楽器を選定すると言うよりも、使うプレイヤーにとって、どのメーカー・どのモデル・個体が最適の相性かを見極めることでした。同じ価格帯でも、各メーカーやモデルの音や特徴があります。
そして、もしかしたら一生を添い遂げるかもしれない高価な楽器。後々になって、「あっちの楽器の方が良かったかも?」という疑念が少しでも持つようになったらもったいないし、万が一そういう気持ちを持ってしまうと上達の妨げになりかねない、とも思います。音楽を楽しみ、演奏技術を磨くためには、楽器との信頼関係もとっても大切!

メーカーやモデル、そして個体ごとに、それぞれの魅力を持っている楽器。私も責任と自信を持って「あなたにはこの1本!」と薦めるために神経を使いますが、購入する人にとっては、さらに予算や価格も見ながら購入の決断をするのは、さらに大変なことだと思います。

今回はそんなたくさんの良い楽器の中から、生徒にとって間違いなく最高だと感じる一本に巡り会うことができて、ほっとひと安心でした。より良い1本を選ぶために集中してしまって、たくさんの楽器の写真を1枚も撮りませんでしたが、浅井管楽器工房さんのウェブサイトが最近できたとのことなので、最後にそのウェブサイトをご紹介します。

浅井管楽器工房|管楽器修理・販売|長野市篠ノ井
管楽器修理業|浅井管楽器工房は長野市篠ノ井に工房を構える管楽器修理を主体とする楽器店です。楽器、アクセサリーも豊富に取り扱っております。

そして、新しい楽器を手にする人も多いこの季節。一生使い続けるサクソフォンを手にしたい、でも本当に自分に合ったサックスを後悔なく選ぶ自信がない…という方は、ぜひ私にもご相談ください。

ブログカテゴリー検索